誰もが憧れるニューヨーク！なぜ、人々を魅了するのか… 1度は行って自分の目で確かめてみたいものです。コロナ感染拡大以降、海外旅行が遠ざかっている方も多いと思います。そろそろ、どこかへ旅たっでみたいものです。今回は、2022年現在、コロナ以降のニューヨーク旅行の価格を調べてみましょう。

旅行費用シミュレーション

ニューヨーク旅行の費用は幾らくらいかかるのでしょう？コロナ感染拡大の後、物価は上昇し続けています。また、人手不足やジェット燃料の高騰で航空券も値上がりしています。全ての価格が上がっている中で、ニューヨークでは、どのように観光し過ごしたいかをイメージし、費用のシュミレーションをしてみると旅費の予算が立てられます。旅行中に必要である項目をあげてみました。（1ドル=135円換算）

実際に、3タイプの予算を立ててみました。

エコノミータイプ

ひとり旅が慣れている行動派の方をイメージ。航空券は早めに確保。ホテル費用はお一人ということで割高になります。食費はファストフードやテイクアウトがメインで、観光は費用のかからない方法でシュミレーションしました。移動の際は公共機関の交通手段を使い、地下鉄の1週間乗り放題チケット（33ドル）を購入するとお得です。WiFiレンタルをやめ海外損害保険をクレジットカード付帯の利用にすると、さらに費用を抑えられます。

ミドルタイプ

お子様連れのご家族をイメージ。移動時には臨機応変にタクシーやUber を利用しますが、２名様以上のご利用なので、ホテル料金や交通費、1人あたりの費用は抑えられます。
海外損害保険はお持ちのクレジットカードの付帯を利用すれば抑えられます。アトラクションとしましては、1週間に1度、ブロードウェイのショー、有料の施設（美術館やテーマパーク）を2度鑑賞する試算です。

ラグジュアリー

贅沢なのんびりとした時間を過ごしながら、観光するお二人様をイメージしました。航空券はビジネスクラス、観光時の交通手段はハイヤーやタクシーを利用。ホテルはストレスフリーのハイエンドホテルに宿泊するイメージです。ブロードウェイのショーなども良いお席で鑑賞する算出しました。

かかる基本費用の相場

シュミレーションで大まかな旅費の目安がイメージできました。次は実際に費用を確認し、航空券やホテルの手配になります。航空券やホテル代金は下記の理由で変動しますので、旅行のスケジュールが確定ましたら、早めに手配をした方が旅費を抑えられます。

・旅行シーズン
・出発日・帰国日の曜日と時間帯
・購入時期
・購入方法（旅行代理店・ウエブサイトなど）
・直行便・経由便または日系エアライン・外資系エアライン（航空券の場合）

航空券

ホテル料金

（日本円価格）

（H.I.S. 調べ　https://www.his-j.com/）

交通費（JFK空港 – マンハッタン）

（米ドル価格）

食事代

日本と比べるとニューヨークの物価は高く、レストランでの食事もその１つです。ハンバーガーなどのファストフードのセットメニューでさえ、10ドル以上します。そのせいか、観光客が多く訪れる場所にはピザ屋や路面販売のチキンオーバーライスなどを見かけます。シンプルなチーズピザのスライスとドリンクや路面販売のフードであれば、10ドル以下で抑えられます。
レストランでは消費税のようなタックス（8.875%）やチップ（20％〜）が発生しますので、注文する場合は料理価格の30％が上乗せされるイメージでいると慌てないで済みます。

ランチ価格の例

ESTA（電子渡航認証システム）申請費
通常、日本人がアメリカへ渡航される場合は、ESTA（電子渡航認証システム）に事前申請をし、電子渡航認証を受けとらなければなりません。取得方法としましては、アメリカ政府は個人での申し込みを推奨していますが、代理店や旅行会社で代行サービスも利用できます。ご自身で申し込みをされる場合は、偽のウエブサイトも存在しますのでお気を付けてください。

ESTA（エスタ）申請

海外保険費用
海外に行かれる際は何が起こるか分かりません。出国前に海外保険に加入されることをお勧めします。料金は保証内容にもより異なりますが、下記の内容ですと、アメリカの場合、7日間、2,430 円から加入できるようです。

また、お持ちのクレジットカードに海外保険の保証プランが付帯が付いている場合があります。そちらをご利用の場合は、付帯条件、「自動付帯」と「利用付帯」の2種類やサービス内容（補償の付帯条件・トラブル時のサポート・家族の補償）などを注意お確かめの上、ご利用をご検討ください。

自動付帯：クレジットカードを所持しているだけで自動的に適用される保険のことです。別途申込みなどは必要なく、クレジットカードが使用できる状態であれば適用されます。補償内容が少ないことや全ての補償が自動付帯の対象となっていないカードもあります。
利用付帯：航空券やツアー代金、公共交通機関（自宅〜空港）などの旅費を、対象のクレジットカードで支払うと適用される保険のことです。旅費を対象のクレジットカードで支払えば保険サービスの対象となり、自動付帯より手厚い補償になっていることが多いようです。
価格.com 海外保険料料金比較（アメリカ）

Wi-Fi
ニューヨークでは無料のWi-Fiがあちらこちらに飛んでいますのでそれを利用できますが、やはり、電波が安定していなかったり弱い場合がありますので、レンタルWi-Fiを利用されると便利です。出国の際に、空港で簡単に借りることができます。

Wi-Fi料金の一例

価格.com 海外Wi-Fiレンタル料金比較（アメリカ）

 その他費用の相場

チケット料金
ニューヨークはアトラクション、エンターテイメントもバラエティに飛んでいてます。その鑑賞も気軽に楽しんでいただける観光の１つです。日本でミュージカルに興味がない人でも、ニューヨークではミュージカル観光をされる方が多いです。チケットの料金は、演目、日程、座席、購入時期によって価格は変わりますので、お早めに購入された方が良い席を割安でお求めになれます。

ブロードウエイで毎晩開催されているミュージカル、リンカーンセンターでのオペラやバレエのチケットはチケット販売代理店からとシアター運営会社から直接購入することができます。また、複数の観光名所と共にパック販売されているケースもあります。

チケット販売会社から購入する場合は、代理店によって金額が異なりますし、チケットの金額にさらに手数料が1枚につき上乗せされます。また、払い戻しなどない場合がほどんどです。ニューヨークに着いて時間があれば、電話やシアターに出向き直接購入すれば、チケット手配の手数料は取られません。日程変更などにも対応してくれる場合があります。

安く購入する方法（1）タイムズスクエアの階段下にある赤い建物、TKTSで当日券を20％〜50％オフで購入できます。ウエブサイトでも当日券の情報が確認できます。
安く購入する方法（2）劇場情報やチケットを扱うPlaybill、TheaterMania、BroadwayBox、Broadway Insider などのウエブサイトでは、割引クーポンがあり、指定された演目に利用できる場合があります。その割引クーポンを使用してウエブサイトから購入するか、現地のシアターに出向き購入すると通常よりお安く購入できます。

チケット料金一例

＊ウエブサイトなどのチケット代理店経由で購入する場合は、上記価格に消費税、手数料などがチャージされます。

お土産代
日本では旅行へ行くとご近所さんや親戚、会社の同僚へお土産を大量に買う習慣、文化がありますが、アメリカを初め他の国ではそのような習慣はあまり見かけません。ニューヨークでは、お土産になるようなアメリカ製品や素敵パッケージのお菓子を見つけるのに一苦労します。ニューヨークでお土産を探すとなると、観光スポットにあるお土産屋さんや、トレーダージョーンズのようなスーパー、チョコレート専門店などになります。また、ニューヨークのハイエンドブランドと言えば、ティファニーがあげられます。日本でも購入できるティファニーですが、ここニューヨークには、ニューヨーク限定商品が売られています。また、新作ラインの商品ですと日本より安い場合があります。

Trader Joe’s （トレーダー・ジョーズ）
Tiffany & Co.（ティファニー）

 費用を抑えるポイント

避けたい期間
1. 日本のハイシーズン（年末年始・ゴールデンウィーク・お盆休みシルバーウィーク・連休）や、夏休み、３月の卒業旅行シーズンは、航空券、ホテル料金の価格が高騰します。
2. アメリカの連休（ジューイッシュホリデー、メモリアル・デー、独立記念日、サンクスギビングデー）バケーションシーズン、ホリデーシーズンなどは、アメリカ国内から観光客がニューヨークに押し寄せます。また、休日はレストランやショップ、美術館など休みになる観光地もあり、観光スポットにも制限が出てきます。
3. 毎年、2月と9月に開催されるファッション・ウィーク期間内は海外からファッション関係者が集まりますので、ホテルの価格も上昇します。
4. 9月に開催される国際連合総会の期間中は、海外から要人が集まり、それに伴う人々もニューヨークに集まります。また、セキュリティーも強化され交通規制も頻繁に行われます。

お得な期間
ニューヨーク旅行のツアー料金の最安値の時期は、1月下旬～2月です。4月上旬、さらに5月中旬～6月いっぱいまでの期間もかなり安い時期であり、次いで11月も比較的安いと言えます。旅行会社の決算前にも割安になる場合があります。＊出発日を平日、出発時間を夕方にするとさらにお求めやすい価格になります。

ハイシーズンとオフシーズンの価格比較

ハイシーズン時期（夏休み・お盆）金曜日出発とオフシーズン（１月・お正月休み後）水曜日出発で旅行代金（ホテル代・航空運賃）を検索してみましょう。
107,358 円の価格差がありました。費用を抑えながら旅行を楽しむ場合は、早めに旅行の日程を決め、オフシーズンを狙い出来るだけ早く航空券やホテルを予約することがポイントになります。

予算別おすすめの旅行プラン x 3つ

ニューヨーク旅行での過ごし方は人それぞれです。興味のある観光地も異なりますし、予算、日程そして、同行しているメンバーでも楽しみ方も変わってきます。ニューヨークでの観光スケジュールを3つ紹介します。

アーバンハイカーひとり旅スケジュール

予算（1人分/日）：75ドル（交通費：10 ドル・食事代60ドル娯楽費：5ドル）
＊無料観光スポットの凝縮版スケジュール

ファミリー・小学生に人気のアトラクションの旅

予算（1人分）：300ドル（交通費：20 ドル・食事代180ドル・娯楽費：100ドル）
＊お子様が観光に飽きない、楽しい思い出作りができるアトラクションスケジュール

ご夫婦お二人様ゆったり旅スケジュール

予算（1人分/日）：750ドル（交通費：100 ドル・食事代500ドル・娯楽費：150ドル）＊ゆっくりと時間を楽しむスケジュール

ツアーと個人旅行どちらがお得？

現在、コロナ感染拡大の影響で、日本発のお手頃な団体パックツアーが催行されておりません。旅行会社が販売するパックツアー（航空券・ホテル手配）の料金と、航空券、ホテルを別々に手配するのはどちらがお得なのでしょうか。8月12（金）出発 6日間で調べてみました。

●パックツアー（航空券・ホテル手配のみ）

こちらはお一人様あたり、522,230円になります。

●個人手配（航空券・ホテルのみ）

エアラインを外資系経由便を選べばさらにお安くなりますが、パックツアーと同じ条件で購入すると、合計：462,081円（航空券：366,380円・ホテル代：95,701円）となりました。
若干、個人でネット検索をし購入した方がお安くなりますが、お時間のない方や個人手配に不安がある方は、代理店を通した方が安心かもしれません。

この航空券・ホテル代金に『4. その他費用の相場』の費用や『6. 予算別おすすめの旅行プラン』で紹介したスケジュールの金額をイメージしていただくと、ニューヨーク観光にかかる総額のおおよそが分かります。
マンハッタンは山手線にすっぽり収まるサイズです。地下鉄、バスも多く走り、街のほとんどが碁盤の目で街が形成されています。旅慣れた脚力に自身のある方でしたら、散策しながら観光地を巡ることもできます。個人で観光されるのが不安な方は、現地でツアーに申し込みをされたり、個人でプライベートツアーガイドをつけてみると、充実した旅行を楽しめます。

まとめ

コロナ禍の影響中ではありますが、グローバル化が進んだ現代、海外旅行は短なものになりました。ニューヨークは世界的にツアーリストが多く訪れる場所で、リピーターの観光客も多い都市です。ニューヨークでの過ごし方は、満遍なく観光地を巡りたい方、美術館鑑賞を楽しみたい方、ブリードウェイを中心に観光したい方、皆さん、それぞれです。限られた時間でニューヨークを楽しむには、前もって計画を立てられることをお勧めします。オフシーズンを狙い、早めの旅行日程の確保、航空券・ホテルの手配を行うと予算も抑えられます。