Contents
ワシントンスクエアパークはどこにあるの？
ワシントン・スクエア・パークは、ニューヨーク市グリニッジビレッジ地区にある9.75エーカー（39,500 平方メートル）の公立公園です。マンハッタンの北から伸びる五番街の終点がワシントンスクエアパークとなっています。
（ワシントンスクエアパーク 凱旋門）
ワシントンスクエアパークはどんな公園？
有名なニューヨーク市の公立公園の１つで、集会や文化活動の中心地でもあり、ニューヨークを象徴する場所となっています。
大道芸人やストリートミュージシャンがアーチスト活動をしたり、フリーマーケットで思い思いの物を販売している人を見かけます。もちろん、ニューヨーク市民や観光客の憩いの場でもあります。
（抗議デモの様子）
（個人のエピソードを募っている様子）
ワシントンスクエアパークの有名なオブジェは？
建造物としては、凱旋門（ Washington Square Park Arch ）と噴水、ジュゼッペ・ガリバルディ像があげられます。
凱旋門：ジョージ・ワシントンが初代合衆国大統領に就任した100周年を記念して建てられました。この下にグランドピアノを持って来て演奏するピアニストもいます。
噴水：ワシントンスクエアパークのもう１つのシンボル。古い噴水はセントラルパークへ移され、現在の噴水は、公園の改修工事の際に個人の寄付によって造られたものです。
ジュゼッペ・ガリバルディ像：ジョージ・ワシントン、イタリアの愛国者であり軍人。ベッセマー法による鉄鋼の大量生産を発明し、アメリカの鉄鋼業に貢献した人物の像。
（凱旋門 ワシントン・スクエア・アーチ）
ワシントンスクエアパークの施設は？
公園内には、子供の遊び場、樹木や庭園、散歩道、チェスやスクラブルの遊び場、ベンチ、ピクニックテーブル、記念像、トイレ、無料Wi-Fi、そして、2つのドッグランがあります。トイレは清掃員が定期的に掃除をしてくれるのですが、日によって利用できる時間が異なるので、夜のピクニックなどを予定される場合は要チェックです。
ワシントンスクエアパークは訪れても安全な公園？
公園の周りにはニューヨーク大学の校舎が多くあり、「ニューヨーク大学村」といった感じです。ニューヨーク市警はこの公園で監視カメラを設置しおり、ニューヨーク大学やニューヨーク市公園局の警備員もこの公園の警備に当たっています。現在は大都市の非常に安全な、犯罪率の低い公園となっています。
（夕暮れのワシントン・スクエア・パーク）
地図・アクセス
＜地下鉄での行き方＞
電車で行く場合は、最寄駅はウエスト４番ストリート駅・ワシントンスクエア駅になります。１番ライン、クリストファー駅、E、N、R、Wライン、８ストリート駅なども徒歩圏内です。
（Google map より）
最寄駅：ウエスト４番ストリート駅・ワシントンスクエア駅（ W 4th Street /Washington Square ）
路線：Aライン、Bライン、Cライン、Dライン、Eライン、Fライン、Mライン
・CVS という薬局がある改札から出た場合は、ワシントンプレイス通りを東へ直進するとすぐに見えてきます。（ 約徒歩2分 ）
・バスケットコートがある改札から出た場合は、ブルーノートに向かって歩き、３つ目の角を左に曲がり進めば、ワシントンスクエアパークに着きます。（ 約徒歩3分 ）
（Google map より）
（ワシントンスクエアパーク エントランス）
（Google map より）
ワシントンスクエアパーク内のマップです。安全な公園ではありますが、左上の角、ゲームテーブルからホリープラザに通る小道は、できれば避けて公園内に入りましょう。（紫のライン）
見どころスポット・ポイント
凱旋門や噴水、手入れ行き届いた花壇や並木道といった公園の風景も観光のポイントですが、公園内の『人』も見どころです。ベンチで読書やランチ、おしゃべりをするニューヨーカーを見るのも異文化に触れるようで楽しいのです。また、ワシントンスクエアパークには大道芸人や、ミュージシャンなどのアーチストが活動をしています。
ジャズやクラッシック音楽からコンテンポラリなダンスまでバラエティに富んでいます。アーチストの活動風景を見るのも、ワシントンスクエアパークの見どころです。
おすすめの楽しみ方
– 春編 –
ワシントンスクエアパークの春は百花繚乱です。庭園や花壇があり、春には多種多様な花を楽しめます。クロッカスに水仙、モクレン（ソーサーマグノリア・スターマグノリア）に始まり、ソメイヨシノに八重桜、カラフルなチューリップなど、春を感じることができます。春の暖かい日差しを浴びながら、お花見ピクニックもおすすめです。
日本でモクレンと呼ばれているソーサーマグノリアは、日本の物と比べ、花のサイズが大きく、１つの木に多くの花が咲き圧巻です。ます。百花繚乱、『多種多様な花が咲き乱れること』まさに様々なアーチストが集うワシントンスクエアパークです。
（ワシントンスクエアパーク 水仙の咲く様子）
（ワシントンスクエアパーク チューリップの咲く様子）
– 夏編 –
その光景が猛暑日のニュースでも中継でされる様に、夏の昼には、子供たちが噴水の下でよく水遊びをしています。ちょっとした夏の風物詩になっています。夜になると噴水の周りは、マンハッタンの避暑地、オアシスになり、多くの人が涼みながら夏の夜を楽しんでいます。淡いライトで照らされた凱旋門やどこからともなく聞こえてくる楽器の音色が、ノスタルジックな余韻に誘ってくれます。夏にはブルーノートのジャズコンサートや音楽フェステイバル、ヨガやアート、ダブルダッチ（縄跳び）など無料のイベントが盛り沢山です。
（噴水で子供が水遊びをする様子）
（初夏 夕涼みの様子）
– 秋編 –
「オータム・イン・ニューヨーク」を楽しみましょう！ニューヨークの紅葉は言うまでもなく、素晴らしいものです。ワシントンスクエアパークも例外ではありません。燃えるような秋の紅葉、さわやかな秋の空気、そして年に一度だけ輝くとらえどころのない黄金の景観を味わってください。秋には、子供向け、ペット向けのハロウィーンイベントやダンス教室、清掃のボランティアなどのイベントがありますが、散歩、散歩、くつろぎ、ピクニックなど、このアイコニックな公園の歴史的雰囲気に浸るだけでも、たくさんの喜びがあります。
– 冬編 –
雪が舞い、街が静まり返っている時、ワシントンスクエアパークも雪に覆われ、静寂の空気に包まれます。白一色の景色の中に、ランプの灯った小道はロマンティックです。淡いランプの灯りがまるで道しるべのように私たちを小道へと誘導してくれます。この素晴らしい雪景色のワシントンスクエアパークは、数々の映画のシーンの背景として使われました。映画のシーンを思い浮かべながら、散策するのもいいですね。
（雪景色の様子）
（雪景色の様子）
（雪景色の様子）
（雪景色の凱旋門）
主要なイベント
● ワシントン・スクエア・アウトドア・アート
（Washington Square Outdoor Art Exhibit）
アートの展示即売イベント。ワシントンスクエアパーク辺りにはアトリエがあり、アーチストが多く住んでいた時代がありました。この販売イベントは、この界隈にスタジオを構えていたジャクソン・ポロックが、路面に作品を並べて売ったことが始まりとも言われています。今では200名以上のアーティストが沿道に作品を並べ展示販売します。初夏の青空の下に色鮮やかな作品を見るのも楽しいですね。将来有名になる新しいアーチストに遭遇できるかもしれません。
＜日時＞ 5月28日(土)～30日(月)、6月4日(土)・5日(日) 12:00pm～6:00pm
＜場所＞ ユニバーシティプレイス
University Place (East 13th St – Washington Square Park – West 3rd St)
● ブルーノート・ジャズフェスティバル
(Blue Note Jazz Festival）
ワシントンスクエアパークで行われるジャズライブ。今年は第11回目。ジャズフェスティバルのキックオフコンサートとして、公園側にあるブルーノートと提携し、アーチプラザでの無料公演を行います。グラミー賞を受賞したジャズピアニストのロバートグラスパーやその他の素晴らしい才能が登場します。
＜日時＞ 6月1日（水）７PM
＜場所＞ ワシントンスクエアパーク アーチプラザ
● 第64回 ワシントンスクエアパーク・ミュージックフェスティバル
（Washington Square Park Music Festival）
195３年に有名なバイオリン奏者、アレクサンダーシュナイダーがサマーコンサートを開いたことが発端のフェスティバル。1956年にミュージックフェスティバルの財団が設立され、それ以降続く、ニューヨークで２番目に古い無料の野外コンサートです。ニューヨーク市の公的資金、アンドリューM.クオモ元知事が支援するニューヨーク州立芸術評議会、その他財団などで支援されています。
＜日時＞ 6月毎週火曜日8:00 PM – 22:00 PM
・6月7日（火）
・6月14日（火）
・6月21日（火）
・6月28日（火）
＜場所＞ ガリバルディプラザ
ワシントンスクエアミュージックフェスティバル
● ヨガ
夏に開催されるウィークリーイベントの１つ。今年の夏は、「ヴィンヤサヨガ」の初心者向けヨガクラス。一体化した呼吸とポーズに意識を向け、ポーズを止めることなく行うシークエンスにフォーカスしたヨガです。ヨガマットは持参ください。
＜日時＞ 7月 – 8月 毎週水曜日 8:30AM – 9:30AM
＜場所＞ ガリバルディプラザ
＜情報ウエブサイト＞
ニューヨーク市公園レクレーション局
ワシントン・スクエア・パーク財団
ワシントンスクエアミュージックフェスティバル財団
（雪景色の凱旋門）
ワシントンスクエアガーデン付近のレストラン・グルメ・お土産
● Citarella Gourmet Market – West Village（シタレラグルメマーケット）
424 6th Ave, New York, NY 10011
「ニューヨーク風ピクニック」はどうですか？このお店では日本では見かけないような美味しそうなデリに遭遇できます。レストランに行かずとも、バラエティーなディッシュが試せます。思い思いの惣菜を握りしめて、ワシントンスクエアパークに向かえば、気軽にピクニックが楽しめます。
● Yamadaya（ヤマダ屋）
450 6th Ave store a, New York, NY 10011
アメリカ料理に飽きてしまった時、少し休憩したい時、おにぎりにお茶を購入してワシントンスクエアパークで一息するのもいいですね。
● Bule Note（ブルーノート）
131 W 3rd St, New York, NY 10012
1981年に開業したジャズクラブ。日本にも青山にありますが、グリニッジヴィレッジにある店舗が１号店で、ワシントンスクエアパークから徒歩2分の距離にあります。店の前を歩いていると、窓から有名ミュージャンが見えることもあります。ワシントンスクエアパークの観光ついでに、本場のブルーノートでジャズを聴くのも素敵な過ごし方です。
（ブルーノート ケニーG）
● the boil（ザ・ボイル）
17 Waverly Pl, New York, NY 10003
ケイジャン料理は、アメリカ南部のルイジアナ州で生まれた郷土料理。旧フランス領「アカディア」から移住してきた人々、ルイジアナを統治するスペイン人、そしてアフリカ系の人、3つの民族の食文化が混ざり合いケイジャン料理は生まれました。中でも有名なディッシュがボイルした魚介類やジャガイモ、とうもろこしをスパイシーなソースでからめたもの。手袋とエプロンをつけて豪快にいただきましょう。
● Village Taverna（ヴィレッジ・タベルナ）
81 University Place, New York, NY 10003
3代続くギリシャ料理のお店。スヴラキやパスティシオなどの伝統ギリシャ料理やオーソドックスな料理まで楽しめるお店です。
● Knickerbocker Bar & Grill（ニッカーボッカーバー＆グリル）
33 University Place New York, NY 10003
セレブも訪れる地元で人気のレストランバー。ハンバーガーとステーキが特に定評があり、ジャズの生演奏を聴きながらお食事ができます。
● C.O.Bigelow（シー・オー・ビゲロウ）
414 6th Ave, New York, NY 10011
シー・オー・ビゲロウはアメリカで最も歴史あるアポセカリー（調剤薬局）と言われており、老舗調剤薬局としてその歴史を残しています。1838年、ニューヨークのグリニッジ・ビレッジで医学博士Dr. Hunterが創業した薬局を、1880年Clarence O. Bigelowが受け継ぎ、名称をC.O.Bigelowとしました。以来、伝統のある魅力的な商品は長く愛され続けています。
2016年、梅田阪急に日本１号店がオープンしたのですが、今は閉店しており日本ではもう手に入らないようです。ワシントンスクエアパークから徒歩３分。ニューヨークのお土産におすすめです。
